フェラーリモデナから北へ1時間ほどのところに、ロミオとジュリエットの舞台になったジュリエットの家があるらしいのでそこに向かうことにした。イタリアらしい細い道を抜けると人だかりがしていてそこの中庭に入ると大勢の人が集まって上を向きながら写真を撮っていた。
右上を見ると小さなベランダがあり、そこでロミオとジュリエットの名シーンが生まれたようだ。
女子は子供からオバサンまで全員がそのベランダでロミオとジュリエットごっこをしたいらしくちょっとお気取りしてポーズをとっていた。
入場料を払って中にはいり上から覗くと思っていたより中庭は狭く、深夜にデートするならかなり小さい声で話さないと親にバレて怒られそうな感じだった。舞台や映画のように大声で叫ぶのは無理かも。
中にはPCがあって自分の彼女(ジュリエット)にEメールを出せるようだった。ここで愛の告白なんて洒落ているね。
中庭の壁にはパリでもみた恋人同士の2人の名前を書いた鍵がびっしりととりつけてあった。パリのものより可愛いのはイタリアだから?
本当はここからミラノやニースやモナコに行きたかったが、あまりの暑さにスイス側に逃げることにした。イタリア北部は30分も走るとスイスになり一気に涼しくなる。観光で時間が遅くなったのでスイス手前のトレントという小さな町に泊まることにした。ここのホテル(民宿)はぶどう農家を改装したもので、部屋の隣には鶏が飼われていて鳥の鳴き声で朝早くに起こされた。朝の景色は雄大だった。