海外での支払いをどうするかは永遠の謎なので、今回は現金とクレジットカードのお話。
まずは現金から。1カ国だけなら成田の両替所で換金すればすむけれど、何カ国もまたいだ旅行だと両替手数料がばかにならない。そこで登場するのが、便利な「プリペイドカード」。色々調べた結果、「JAL GROGAL WALLET」というプリペイドカードになった。
プリペイドカードとは、<あらかじめチャージした金額の範囲内で、Mastercardのマークがついた海外の現地ATMから現地通貨を引き出すことができます。海外ATMの出金手数料は、国や地域を問わず200円(非課税)相当額で、クレジットカードのキャッシングとは異なり、利息も発生しません。>というありがたいカード。
「JAL GROGAL WALLET」の設定は結構ややこしくて面倒。海外で使ってみると残念なのは、現地のATMで必ず引き出せるわけではないということ。こちらのATMでは引き出せたが、次のATMは不可とか適当なので、いろんなATMに突っ込むことになる。(笑)クレジットカードのキャッシングならばどのATMでも現金で引き出しできるのだろうが、金利が18%とバカ高いので、なんとかこのプリペイドカードを使いたい。以前は新生銀行の「GAICA」というプリペイドカードがどんなところでも引き出せたので素晴らしかったのだが、残念ながらサービス終了してしまった。で、今ではこの「JALプリペイドカード」「Wise (デビットカード)」だけになってしまった。
次は「Wize」を現金引き出しに使ってみようと思う。(ただしSWIFTを使って送金しているので戦争中のロシアは使用不可)。Wiseはまだまだ発展途上で制限が細かくついているので、JALの補完程度に考えているといいかも。
これらのプリペイドカードだけに頼るのも不安なので、空港でドルに両替して持っていくことになる。この時に「できるだけ小額紙幣で」と頼まないと100ドル札にされてしまい、現地で受けてつけてもらえない。この空港で両替したドルは非常時の「お守り」代わりにして、できるだけ使わないように旅行することになる。
次に「ナンバーレス・クレジットカード」のお話。前回の旅行ではナンバーがしっかり刻印されている通常の楽天カードを使っていて、帰ってから利用明細をみたら不審な支払いが続々と発覚。最初は数百円、二度目は数千円、三度目は数万、最後はアップルストアで数十万のPCまで買っていて、奴らは笑えるくらいやりまくってました。楽天もさすがに気づいたらしく、数万円段階でカードを止めてしまってました。というわけで、通常の機器に挿すクレジットカード決済も今や問題ありあり。
なので、タッチ決済の「アップルペイ」になるのだけど、これもクレジットカード同様、やられそうで怪しい限り。大手のチェーン店などはアップルペイで、地元の店は現金が今のところ一番無難かな。まぁ、イタチごっこだと思うけど、なにもしないよりマシかも。
旅先で通販を使うことはないと思うが、どうしてもという時はクレジットカードではなく「PayPal」を使うようにしている。さらに現地の人に送金をしたいときは、「Wise」を使うと簡単に海外送金ができる。できるだけ、クレジットカード番号は知られないようにしたい。
2週間程度の旅行なら現金もっていけばいいけど数カ月なるとそうはいかないのが辛いところ。昔ほどクレジットカード会社もザルではなのでいいのだけど、旅行の途中でカード停止されると結構困る。これだけいろんなカードが出回っているのに、やはり最後に頼りになるのは現金だったというお話でした。