141,新NISA ・続シニアの投資法

 

新NISA。これは2000兆円にもおよぶ日本人の隠し財産をあぶり出すために国が考えたえげつない悪魔の制度。

「無税」につられ続々と米国株に投資する日本人。謳い文句の「無税」は利益を得たときだけで「損」をしたときはなんの救済もない。新NISAを始めた岸田首相は後になって国を売った暴落メガネと言われるだろう。

日本株より米株がいいと新卒から年金生活者まで「全世界株・オルカン」に毎月数万円を律儀にお布施する日本人。米国株で過去数年間でどれだけ儲けたと言われても、最近アメリカに行ったことがある人ならそんなにいい国ではないというのが実感として理解できてると思う。いつまでもナスダックやS&P500の過去の儲け話を信じてはいけない。

一般的なシニアはすでに数百万から数千万の現金を持っている。残念ながら元気な時間が15年程度なので月数万の新NISA程度の金額でチマチマ時間をかけてやってられないという人も多い。まぁ、シニア用に考えたものではないので、シニアがする積立NISAの方は年間120万を思い切りギャンブル系の投信を探すしかない。ナスダックやS&P500なんて面倒なので米国株の神セブンだけに特化した投信を探して月10万円をぶっこんで終わり(笑)もちろん大暴落が来たらさっさと現金化しよう。証券会社の暴落が来ても売るなというのは長期運用する若者用でシニアにはあてはらない。

成長投資枠は積立枠と同じ様に考えずに、年に2回ほどあるプチ暴落に使おう。使い方は簡単。日経225のRSIが40から30の間をウロウロするようになったら、知っている大企業のRSIを見て、同じ様にRSIが30近辺を彷徨っている個別株を買うだけ。他の移動平均線やMACD、ボリンジャーバンドなどのインジケーターは一切見なくて良い。見るとそれぞれタイミングが違うのので買い逃す。プチ暴落なら半年くらいで暴落から回復するのでそれまでほったらかし。RSIが70になったら売ろう。儲けは成長投資枠の金額だけならたいしたことない。プチ暴落で20%程度上がって30〜40万くらい。この方法で毎年家族と行く温泉旅行や毎月のゴルフ代くらいはでる。

さて、儲かるとわかるとがぜん燃えるのが欲深いシニアの悪いところ。NISA枠を飛び越えてところかまわずガンガンいってしまうけど、投資は対して儲からないわりには損するときは大きいので自重しよう。

株をやっていると数年に1度の「大暴落(ハッピーアワー)」が来る。その時はNISA枠など細かいことは無視して普通の特定口座で全財産つっこもう。平常時はチマチマとNISAを使って、暴落時だけ特定口座にするのが一般的なシニアは正解かも。

中にはリタイヤして暇だから株を毎日したいというギャンブル依存症的な考えの人もいる。これはこれでシニアだとありかも。夜中にトイレに起きたついでにネットで米国株を見て売買、2度寝の後に日本株見て売買、3時から散歩と買い物、夜は投資YouTubeみて寝るという人は多い。このルーチンに入ると仕事をしているような気がして元ワーカーホリックなシニアはなぜか安心する。大損するかもしれないと家族が株取引を強引に止めさせると一気にボケジジイになるので見て見ぬふりをしよう。

 

このバナー、「投資は10年以上を前提に」と書いてある。65歳でリタイヤして2年くらいは投資のイロハを勉強して、そこから10年なんて、すでに80歳。80歳から中リスク中リターンで儲けた金をなにに使うのか意味不明。逆に痴呆はいって全財産なくすのでないかと思ってしまう。投資会社も銀行も本当にシニアのことを考えているか怪しい。

ギャンブラーとして名高い大王製紙の御曹司がギャンブルで20億勝ったのは途中で止めなかったからだ!途中でびびって降りるやつは20億いかない!と豪語していた。その結果、彼は会社の金を使い込み刑務所送りになってしまう。70歳過ぎて家族からの非難や臭い飯は嫌なので、やり過ぎないようなところで止めよう。無限に欲しがる「強欲ジジイ」より、そこそこの現金で満足する「幸せジジイ」を目指そう。

 

シニアの分散投資で「現物の金」はオススメ。怪しげに光る「金」を見ながら酒を飲むとうまい(笑)クリスマスに金貨をプレゼントすると他のどんなプレゼントよりも喜ぶ。現物の金を買いに行くと店舗で結構ドキドキする。誕生日とかクリスマスとか決めて買いに行くと回春になる。現物の金を調子の悪い患部に当てると病気が治るような気になるのもいい。僕の友達にその話をすると見せていた僕の金をすぐに下半身に当てていた(爆)

魔除け、回春、治療、金(ゴールド)の持つパワーは株などの無機質で欲望だけの投資ではない。どこかの誰かが営々と汗水たらして集めてきたパワーを感じる。一番上のブタの新NISAのバナーとこちらの現物金の画像の迫力が違いすぎて笑ってしまう。楽天証券の無味乾燥な「実現損益」の数字も見ても感動しないけど、現物の金は何回見てもグッとくる。