ロシア行きのフェリー(イースタンドリーム号)は前に運営していた韓国の会社がコロナ倒産してから運営元を変えて、またもや不死鳥のように復活してる様子。
(舞鶴港HP) https://www.port.maizuru.kyoto.jp/port/routeregular/routeferry
舞鶴港のHPには、運行再開しているみたいに書いてあったので日本の港湾荷役代理店に電話 するとまだ個人パッセンジャーが車やバイクで行く方法がわからないとのこと。昔のイースタンドリーム号の場合は日本に日本語を話せる韓国美人スタッフがいてこちらの要望を聞きながら受付をしてくれたのでスムーズに出国が進んだが、こんどのフェリー会社は受付が韓国だけになっているようで、日本の港湾荷役代理店では個人出国にいまいち要領を得ない。
ロシアへの入国も直近でPCR検査を受けて陰性ならば、労働者以外なら2週間の自宅隔離もなく入国できる模様。ただロシアだけでなく欧州に入ると各国のコロナ指示に従わなければならないのが横断旅行の難しいところ。さらにロシアのワクチン接種率が低く、来年あたりにはロシア株という新種のコロナができているかもしれないという不安も残る。
まだ決定的な治療薬がないので、ロシアやモンゴルやカザフスタンで、コロナに感染したらかなり危険な旅行になりそう。アメリカのメルク社のモルヌピラビルが軽症治療薬として注目されているので、やはり来年は民主主義の先進国をメインに考えていくほうが安全な気がする。
今の所、カナダ、アメリカ、イギリス以外のEU、北欧3国、オーストラリアくらいかも。
ユーラシア大陸をどうしてもバイクや車で行きたいなら、車両をオランダやドイツに船便で送って、本人は飛行機を利用する方がよさそう。帰りにコロナが収まっていればシベリア横断道路はその時に堪能できる。
問題は日本人がコロナに罹患した際に適切な治療を受けれる国かどうかにかかっているので、通るルートも相当制限されそう。今の所、感染状況や病院状況の最適解のルートが出ていないので誰か各国の状況を調べてアップしてほしい。
いずれにせよ来年はまだ舞鶴港から出発は難しそうなので、私の場合は現地でバイクか車を買って旅行することになりそう。
ちなみにカナダだと新車価格は以下の通り。(2021年10月)
カワサキ Z400(57万)Z650(79万)Z900(101万)X300(60万)Ver650(97万)Z650RS(93万)KLR650(92万)、ホンダ CB500X(75万)NC750X(91万)
こちらに諸費用がかかる。こうしてみるとカナダはお得感がある。
というわけで、来年のカナダツーリングに備えて、ライダーのメッカ北海道ツーリングを季節外れの10月末にしてみることにした。夏にはフェリーが満杯になる北海道もさすがに10月末となると4分の1ほどの乗船率だった。札幌から稚内まで走ってみてもすれ違ったバイクは数台。ひどい日は一台もバイクに会わなかった。紅葉が綺麗だったのは札幌まででそこより北は紅葉が終わり枯れ葉の季節に突入していた。来年カナダからアラスカにかけてツーリングしようとするとこんな感じなんだろうなぁと思いながら走っていた。人が沢山いる都市部だとコロナが怖いし、コロナを心配して人のいない荒野を走ろうとすると変化がなくて寂しいし、なかなか悩ましい。
ところで今回の北海道ツーリングで一番の衝撃だったのは、一般道で軽自動車と全長3mはあろうかという大型の雄鹿が衝突している現場に出くわしてしまったことだった。軽自動車は前部がバラバラになっており、バンパーを含めフロント部分の部品が道路に散乱していた。大鹿は道路の1車線を塞いで横に倒れていてピクリとも動いていなかった。通りかかった車が10台程度止まっていたが、誰も鹿の処理や車の部品の片付けなどしておらず、目の前の壮絶なインパクトに全員が呆然とその光景をみていた。北海道だといたるところに鹿注意の看板があり、気にはなっていたもののそう簡単に鹿と出会うこともないだろうとたかをくくっていたらモロにその現場に出くわしてしまったので目の前に広がる光景に相当驚いてしまった。もしあの大鹿が自分のバイクの前に飛び出してきたらただごとではすまない大事故になっただろうなとゾッとしてしまった。