125、ルーマニア入国(ルーマニア)1

大食漢の国ブルガリアから美女の国ルーマニアへはスムーズに入国できた。はるばるルーマニアに来たのはギリシアのバイク用品店のおねーさんが絶賛していたルーマニア中央部にある「トランスアルピナ」をバイクで走るためだ。高度2034mの天空に近い極上の景色を誇る横断道路は「トランスファガラシャン」と呼ばれ、ツーリング道路の世界トップ10にも選ばれている。

バイク乗りは大平原や山岳道路が大好きだ。山岳道路ならば、できるだけ高く、できるだけ曲がりくねって、それが延々と続く道がいい。日本の山岳道路はなぜか30分程度で里に降ろされる。そこに不満を持っているライダー達は、海外のどこまでも続く山岳道路に憧れてしまう。明日からそのトランスアルピナを走れるかと考えるとワクワクが止まらない。

とりあえず夕方になったので港町で1泊することにした。大食漢の国ブルガリアの食事は満喫したので、ルーマニア料理を食べたくて宿の主人にどこの店が美味しいか聞いてみた。

宿の主人は隣にあるこのルーマニア料理店がうまいと絶賛して、俺についてこい連れて行ってやると言うので、ついでにどの料理がうまいのか教えてもらうことにした。

宿の主人はこれがうまいと言う。ポークと書いてあるけど、うーん、これルーマニア料理?と悩みながらメニューを見ていたら、宿の主人がレストランの人を呼んで勝手に注文してしまった。

店にはルーマニアンフードと書いてあるので、信用して待っていた。で、出てきたのがこれ。

・・・普通のステーキ。それも焦げ焦げ。(笑)

ブルガリアの方が食文化は進んでいた。ボリューミィな寿司があるHappyが恋しかった。