ぐうたらは江戸時代から使われている言葉で、ぐうは「愚」たらは「弛む」たるむを意味している。ぐずぐずしていて働く気がない人、または怠け者のことをいう。新しい土地に入るとそこにいる犬を見ればその土地の人達がどんな感じなのかがよくわかる。
パルテノン神殿の階段の真ん中でうだうだする大型犬。
飲み過ぎで街のレストランの前で寝る浮浪犬。
クーラーの効いたコンビニの中で堂々と寝る犬。
歩道を縦に寝る犬。寝相の悪さは底辺レベル。
ギリシアでは昼間から沢山の寝ている犬を見かけた。アジアで寝ている犬と違い、どの犬も食い物には困ってなさそうでまるまると太っている。誰かがなにもしない犬に餌をあげているのだろう。住んでいる人間もこんな風だから犬にも寛容なんだろうなと思ってしまう。ロシアや東欧では犬は番犬として扱われ、ドイツやフランスでは愛玩犬として扱われていた。野良犬が丸々と太って昼間からゴロゴロ寝ている姿とEUのグウタラ犬に成り下がっているギリシアが重なって見えた。
こうして比べるとベルギーでみた犬の圧倒的な賢さが際立つ。