トレントからスイスのダボスを目指した。ダボスはあの「ダボス会議」が有名で毎年1月末に世界中から7500人の政治家や経営者・知識人を選んで、様々なフォーラム(会議)を行っている。ここに招待されると世界的なエリートとして認められたことになる。
この会議は世界を動かす1%の富裕層の集まりと言われ、取締役以上が参加条件なので世の社長様達はWEFの会員を取得して、世界最先端の情報を仕入れるのも面白いかも。日本にも全国5ヶ所のハブがあり、福岡でも8名選出されている。最近では「第4次産業革命」のテーマが盛り上がっており、超スマート社会の到来を予測している。
そこで最も注目を集めているのはスマートロボットで他のサービスに比べて経済効果が絶大と言われている。最近の事例ではハウステンボスの変なホテルのフロントにいる恐竜コンシェルジェで、数年後にはビジホレベルのホテルはロボットに変わりそうな勢いを感じる。ロボットにしかできないフロントだったらアニメ系のキャラを使ってはどうだろうか。ガテン系には北斗の拳ホテルやファミリーにはアンパンマンホテルやゲーマーにはモンストホテルなど日本の有名コンテンツを利用した世界チェーンホテルができそう。
他にも人間の仕事をロボットにさせたい職種はたくさんあり、勤勉で真面目な労働者の仕事を奪う画期的な案を披露する場所がダボスとも言える。
ところでダボスは、ダボス湖という風光明媚な湖を中心に、夏はキャンプ、冬はスキーリゾートで賑わっている。着いてみると、絵葉書のような素晴らしい景色がそこにあった。完璧に管理され、徹底的に清掃された湖畔リゾート。スイス人の景観に関る鬼のような執念を感じる。
美しい湖畔のカフェでのんびりとイタリア製のジンジャーエールを飲んだ。隣にいたバイカーから教えてもらったジュースで美味しかった。