エッフェル塔の次は美術館巡りがパリ観光の王道。パリに美術館はたくさんあるが何度訪れても感動するのがルーブル美術館とオルセー美術館。ルーブル美術館(宮殿)の歴史は古く、元は12世紀(鎌倉時代)にパリを守る要塞として作られ、15世紀(室町時代)には下記のような城として進化した。
ルーブル王宮は、ヴェルサイユ宮殿が出来た際に王室が移転し、王室から秘蔵美術コレクションを収蔵する館になった。御用美術家の溜まり場になっていたルーブルはフランス革命によりルイ16世が処刑された1年後に一般に美術館として公開された。
その後、ナポレオン1世がヨーロッパ戦線で勝ち続けて、イタリア、スペイン、オーストリア、オランダから超一級品の絵画、彫刻、骨董品を戦利品として大量に強奪した。ヨーロッパ美術だけでなく、古代エジプトからギリシア、ローマ、イスラム系オリエント美術まで手広く収集した。ナポレオン後もフランスは貪欲に各地の美術品を集め、それは第一次世界大戦まで続き2万点以上収集している。第二次世界大戦でドイツ侵攻されたときにはルーブルから各地に分散して隠し、戦争が終わるとルーブルに戻している。現代でも重要美術品はいつでも持ち出すことができるよう用意されているらしい。
違和感のある真ん中のピラミッドは、フランス人の風変わりなセンスを象徴しているようだ。
しかし、ルーブルの所蔵品は凄い。有名な美術品が所狭しと置いてある。
ルーブルはヨーロッパ美術の頂点を極めている。これまでパリに行くたびに訪れたが飽きることはない。年齢とともに興味が変わっていくのが自分でも面白い。
一方ルーブル美術館と共に有名なオルセー美術館は近代美術の粋が集められている。元は、駅だった建物を改装してつくったオルセー美術館。ターミナル駅らしく中央に大きな時計がある。
ルーブルから歩いていける距離にあり、こちらは近代美術が収蔵されている。特に印象派のフワフワ可愛い絵画が多いので、女子には人気の美術館だ。神話の世界でないリアルな超絶かわいい女の子が描かれているので最近はルーブルよりこちらのほうが好み。
オルセー美術館、秘蔵の超有名美女軍団。
オルセー美術館のレストランもオシャレ。内装担当者のレベルの高さがたまらない。
美術館を2つも堪能して、ホテルへの帰り道でこういう風景を見るとやっぱりパリはいいなと思ってしまう。
永遠にかわいいパリはやっぱり憧れの街だった。