カザフスタンを出国してロシアに再入国した。シベリアを横断していると大きな川をいくつも越える。沿岸では現地の人が釣りをしているのをよく見る。釣り竿をもって来ていたのでどこかで釣りをしてみたいなと思っていた。荒野にある川だと周りに誰もおらず野生の動物が怖くて出来なかったので、スーパーで惣菜を買った後、レジの人に聞いて近くの小さな町の川で釣ってみた。
とても天気のいい日だったので、ランチをしながら釣りをしていると地元の小学生が話しかけてきた。お菓子をあげて話していると自分も釣りをしたいと言ったので釣り竿を貸してあげることにした。
そのうち彼の友達もやってきて釣り方についていろいろ指導している。ロシアの子供はイメージしていたとおりの子供だったので面白かった。
釣果は坊主だったが、その後、彼らと釣り道具屋に行ったり、アイスを食べたりして別れた。アイスを買ったスーパーの横では乳牛が草を食べていた。久々にのんびりとした午後を過ごして癒された。
あと1000キロでモスクワだ。2日後にはモスクワに着くのかと思うと感慨深かった。