ウラジオストクからハバロフスクまでの１０００キロをすんなり来てしまって気を許すと、ここからバイカル湖までの３０００キロがロシアドライブの最初の鬼門になる。ハバロフスクからチタまで２０００キロほとんど何もないエリアだ。ロシアで開発が一番遅れている地域とされている。横断道路がつながっていない数年前までは列車でしかいけない区間だった。このラインは悪評が多いのでできるだけ早く通り過ぎたいのだが、路面状況がそれを許さない。特にチタ周辺は数年前にライダーが殺されたりしたところなので治安がよくなさそうなエリアだ。
緊張感を持って横断道路を走っているとこんな場面に出くわす。
ここ一応高速道路なんだけど・・・（笑）こんなに広い土地があるのだから道路から離れたところで放牧させればいいのにと考えるのは日本人だからか。
さらに走っていると、ソ連製のバイクにお手製の木製サイドカーに農機具をのせて移動しているオジサンを追い越した。
４０年は経っているだろう渋い２サイクルのバイクもさることながら、１個しかないバックミラーがオジサンの顔専用なのがいい。バイクと色合わせしたカラーリングのヘルメットとブーツに特徴があるなかなか味のあるライダー？だった。
なんだ鬼門のチタルートといいながら、道もいいし、牛やオジサンでほのぼのするし、いいところじゃないのと勘違いされたあなた、そうは簡単にいかないところが面白い。